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ワンダフレンド14 ステラ・ディノッテ
*蓄光仕様
ドールサイズ およそ14.5cm
ノイエルの森の中で、おばけカエルの妖精ステラ・ディノッテは
体をホワーッと光らせながら考え事をしていました。
こころって、どんなかたち? おばけの体には何もないから見たことない。
森で見た「のうみそ」や「しんぞう」みたいなものなのかな?
夢にも出ないし、おばけの本にも書いてない。
誰か知ってる人はいないかな。
占い師のローラさんなら知ってるかな。
ステラは占いの館の扉を叩いて中に入りました。
「ローラさん、こころってどんなかたちをしているの?」
深夜の突然な来客にも驚きもせず、ローラは優しく微笑みました。
「あら、ステラにはこころがないの? 私にはあるように見えるけど。」
「あるの? わたしに? どこ?? かたちもにおいもしないわ。」
「ふふ。心に形はないわ。心はあなたが何かを思う気持ち。
もやもやとした体の中にある、ふわふわなものよ。」
微笑みながらそっとステラに話すローラは ひとつ秘密を教えてくれました。
「私の心の形はこの蝶のかたちよ。 自由にそっと羽ばたいて、
そして秘密を見つけるわ。」
「こころのかたちはじゆうにきめていいの!?」
秘密にびっくりしたステラは大きな声で聞き返しました。
「わたしね、あまいおかしのハートのかたちがいいの。
わたしのかたち、ローラさんみたいにつけられるかな?」
ローラは真っ白い甘い、甘いお砂糖と、 おばけの体に色をつけるお香で、
ステラの胸に白いハートを描きました。
「出来たわよ。あなたの心は白くて甘いハート。
そして暗い夜では見えないハートよ。」
ステラ・ディノッテは甘くて白いハートのあるおばけカエルの妖精になりました。
あなたには見えますか? |
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